2019年03月12日
遺体の頭を叩く和尚!? ◎4月予定 ・14(日)坐禅会 ・3日(水)ヨガ ・ベビーマッサージは要お問い合せ
3月10日(日)に、月1回の坐禅会を修行しました。
今回は〝遺体の頭を叩く和尚!?〟というお話をしました。
これは、有名な一休禅師(1394~1481)のお話です。
さて、ある家のご主人が亡くなりました。
一休さんは、枕経に向かいました。
一休禅師、亡くなったご主人の枕元に座ったまま、いつまで経ってもお経をはじめません。
お参りしている人たちが、しびれを切らして「いつになったらお経を始めてくれるのだろう。」とぼそぼそ言い出しました。
そんな時、一休さんは皆の方を向いて「亡くなったご主人が愛用していた金づちを持って来ておくれ。」とおっしゃいました。
お経を読むのに、なんで金づちが必要なのか…遺族は不思議に思いました。
けれども、禅師さまが必要と言うならば…と、金づちを持って来ました。
一休禅師、その金づちを受け取ると、亡くなったご主人の頭をポカンと叩きました。
みんな、びっくり仰天!
遺族たちは、「いくら、一休禅師といえども、亡くなった主人の頭を叩くとは何事か!!」と怒りました。
そんな時、一休禅師は周りを見渡して、こんな事を尋ねました。
「亡くなったご主人は、わたしに頭を叩かれて、痛いと申したか?」
皆、返事が出来ません。
一休さんは続けます。
「仏の教えっていうのはな、生きているうちに聞くもんじゃ。
自分の頭を金づちで叩かれても痛いといえなくなってからでは遅いのじゃ!」と仰った後、帰ってしまったという話が伝わっています。
さて、このお話を聞いて、「一休さんがおっしゃることはもっともだ。」と安直に理解してはいけません。
このお話、実は『枕経』というところにも、意味があるのです。
枕経は今でこそ、亡くなって間もない人の枕元でお経を唱える法要と捉えます。
しかし、本来の枕経は違うのです。
本来の枕経は、死に瀕している方の不安を取り除き、安らかに最期を迎えられるように…と、僧侶を呼んで、読経をしたり、今でいうカウンセリング(グリーフケア)をしていた場だったのです。
つまり、枕経は生きている方に対して行うことが、本意なのです。
一休さんは、金づちで頭を叩く事で、後世にも、その意義と生きている内に仏教を学ぶ大切さを伝えたのでした。
さて、4月は4月14日(日) 朝7時より
「養福寺 座禅会」を行います。
8時頃の解散予定です。
※諸事情により、朝のお粥サービスは、お出し出来る時と出来ない時があります。
坐禅は、とっても心と体に良いですよ。
養福寺の坐禅会は、和やかな雰囲気が特徴です。
主な対象は(超)初心者です。
お申込みは不要ですが、出来れば連絡(メールや電話)を頂けると助かります。
また、出来ましたら500円くらいのご奉納をお願いします。
(賽銭箱に入れて頂いています。)
(この浄財は、お寺の維持や座布の購入等にあてられます。)
宜しくお願いします。
★4月の「お寺でのんびりヨガin養福寺」は
3日(水)の10時より
●参加費は当日500円を集めます。
※予約不要
●持ち物:ヨガマット(バスタオルでも可)
飲み物(ペットボトルでも可)
●ヨガ教室は先生をお招きしています。
こちらも、初心者対象・年齢不問♪
大体10人くらいで、簡単なヨガを楽しんでいます。
初心者さん・人見知りママ・老若男女を問わず大歓迎。
お待ちしています。
※キッズスペースあり
(注)お子様連れも大丈夫ですが、お子様の見守りや安全管理は保護者の方の責任の元でお願いします。
先生のブログ https://encircle.hamazo.tv
★4月の「お寺でタッチケア(ベビーマッサージ)in養福寺(タッチケア)」は要お問い合わせ(先生が育児のため)です。
※お気軽にお問い合わせください。
こちらも先生をお招きしています。
時間: 10:15より(2回目以降さんは10:30)
会場: 養福寺 磐田市下本郷1363-1
電話: 0538-32-4386
詳細・ご予約は http://mommying.net/page77まで・・・
初回 2,000円(お土産オイル+割引券付き❣)
2回目以降 500円(オイル付きは700円)
となっています。
人見知りママも大歓迎!お気軽にどうぞ(*^▽^*)
今回は〝遺体の頭を叩く和尚!?〟というお話をしました。
これは、有名な一休禅師(1394~1481)のお話です。
さて、ある家のご主人が亡くなりました。
一休さんは、枕経に向かいました。
一休禅師、亡くなったご主人の枕元に座ったまま、いつまで経ってもお経をはじめません。
お参りしている人たちが、しびれを切らして「いつになったらお経を始めてくれるのだろう。」とぼそぼそ言い出しました。
そんな時、一休さんは皆の方を向いて「亡くなったご主人が愛用していた金づちを持って来ておくれ。」とおっしゃいました。
お経を読むのに、なんで金づちが必要なのか…遺族は不思議に思いました。
けれども、禅師さまが必要と言うならば…と、金づちを持って来ました。
一休禅師、その金づちを受け取ると、亡くなったご主人の頭をポカンと叩きました。
みんな、びっくり仰天!
遺族たちは、「いくら、一休禅師といえども、亡くなった主人の頭を叩くとは何事か!!」と怒りました。
そんな時、一休禅師は周りを見渡して、こんな事を尋ねました。
「亡くなったご主人は、わたしに頭を叩かれて、痛いと申したか?」
皆、返事が出来ません。
一休さんは続けます。
「仏の教えっていうのはな、生きているうちに聞くもんじゃ。
自分の頭を金づちで叩かれても痛いといえなくなってからでは遅いのじゃ!」と仰った後、帰ってしまったという話が伝わっています。
さて、このお話を聞いて、「一休さんがおっしゃることはもっともだ。」と安直に理解してはいけません。
このお話、実は『枕経』というところにも、意味があるのです。
枕経は今でこそ、亡くなって間もない人の枕元でお経を唱える法要と捉えます。
しかし、本来の枕経は違うのです。
本来の枕経は、死に瀕している方の不安を取り除き、安らかに最期を迎えられるように…と、僧侶を呼んで、読経をしたり、今でいうカウンセリング(グリーフケア)をしていた場だったのです。
つまり、枕経は生きている方に対して行うことが、本意なのです。
一休さんは、金づちで頭を叩く事で、後世にも、その意義と生きている内に仏教を学ぶ大切さを伝えたのでした。
さて、4月は4月14日(日) 朝7時より
「養福寺 座禅会」を行います。
8時頃の解散予定です。
※諸事情により、朝のお粥サービスは、お出し出来る時と出来ない時があります。
坐禅は、とっても心と体に良いですよ。
養福寺の坐禅会は、和やかな雰囲気が特徴です。
主な対象は(超)初心者です。
お申込みは不要ですが、出来れば連絡(メールや電話)を頂けると助かります。
また、出来ましたら500円くらいのご奉納をお願いします。
(賽銭箱に入れて頂いています。)
(この浄財は、お寺の維持や座布の購入等にあてられます。)
宜しくお願いします。
★4月の「お寺でのんびりヨガin養福寺」は
3日(水)の10時より
●参加費は当日500円を集めます。
※予約不要
●持ち物:ヨガマット(バスタオルでも可)
飲み物(ペットボトルでも可)
●ヨガ教室は先生をお招きしています。
こちらも、初心者対象・年齢不問♪
大体10人くらいで、簡単なヨガを楽しんでいます。
初心者さん・人見知りママ・老若男女を問わず大歓迎。
お待ちしています。
※キッズスペースあり
(注)お子様連れも大丈夫ですが、お子様の見守りや安全管理は保護者の方の責任の元でお願いします。
先生のブログ https://encircle.hamazo.tv
★4月の「お寺でタッチケア(ベビーマッサージ)in養福寺(タッチケア)」は要お問い合わせ(先生が育児のため)です。
※お気軽にお問い合わせください。
こちらも先生をお招きしています。
時間: 10:15より(2回目以降さんは10:30)
会場: 養福寺 磐田市下本郷1363-1
電話: 0538-32-4386
詳細・ご予約は http://mommying.net/page77まで・・・
初回 2,000円(お土産オイル+割引券付き❣)
2回目以降 500円(オイル付きは700円)
となっています。
人見知りママも大歓迎!お気軽にどうぞ(*^▽^*)
Posted by 磐田市下本郷養福寺の弟子・袋井市小山雲江院住職 at 16:14│Comments(0)
│養福寺の行事