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2016年03月02日

誠和藤枝病院にて講演

2月26日に誠和病院さんにて、講演を行ってきました。
誠和病院さんとのご縁は、デイサービスを利用する方々に法話をしてからです。

今回は、仏教における〝生と死〟について話をして欲しいと依頼され、お伺いしました。
参加者は、病院長さんを含め、医師・看護師・介護士さんなど様々でした。
講演1


原稿を作成するにあたって、仏教語をあまり使用しないように心掛けました。

自己紹介の後、もし利用者のおばあちゃんから、『「私が死んだら、亡くなったおじいちゃんと会えるますか?」と聞かれたら、皆さんはどのように答えるか?』という問い掛けからお話を始めました。

私にとっても、仏教の無記・無我説の基本原則に対して、安心(あんじん)・あの世や魂の存在をどう語るかを考える、とてもいい機会になりました。

終始仏教の話ではなく、スイスの精神科医 エリザベス キューブラロスの「死にゆく人の研究 5つのプロセス」のお話を出したのは、病院関係者にとって分かりやすかったと感想をもらいました。
講演2


また、南直哉師が著書でおっしゃっていた「お釈迦様は輪廻転生を説いたのではなく、輪廻転生からの解脱を説かれた。」というお話と、内山興正老師の〝いのち〟の考え方を「コップの水を海に帰して、その後コップの水を海からすくう」という喩えは、質疑応答で使わせて頂きました。

家内からは、自分が聴衆と比べて若い事・未熟な事をしっかり理解した上で、お話を考えたら?とアドバイスを受けました。
(このアドバイスは本当に有難かった。)
ですから、背伸びした法話や講演をするのではなく、共感出来る講演を目指しました。

上手に出来たかは分かりませんが、お世辞でも「来年もぜひお願いします。」と言われた事で、正直ホッとしました。

今月は外でお話する機会が多かったです。
この一ヶ月間、原稿作成・原稿読込の苦行をずっと続けていた気がします(@_@)

若い私に、このような機会を与えてくれる方々に本当に感謝致します。
今後も精進致します。



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Posted by 磐田市下本郷養福寺の弟子・袋井市小山雲江院住職 at 11:54│Comments(0)その他の話題
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