6月24日(日)に、月1回の坐禅会を修行しました。
今回のお話は
〝ばかものよ〟です。
私は35歳を越え、ふと気付いた事があります。
最近、全然られていないのです。
社会人になった頃、僧侶になった頃、随分叱られました。
もちろん、叱られない方が良いのです。
ただ、叱った経験がある人は分かると思いますが、叱るというのは、かなりのエネルギーが必要です。
相手に向き合って、どう言ったら相手の自尊心を損なわずに成長させる事が出来るのか、どうしたら理解してくれるのか・・・。
また、私は皆の前で個人を叱らないように注意しています。
そうやって、きちんと考えて叱らないと、相手に疎まれたり恨まれたりするだけになってしまいます。
ちなみに怒ると叱るは、全然違います。
仏教では怒るを戒めますが、叱るは問題ありません。
(経典を見ると、お釈迦さまも結構弟子を叱っています。)
「怒る」行動は、ただ自分の感情をぶつけることが目的。
「叱る」行動は、相手に気付きを与えることが目的。
ですから、叱るって〝その人の事を本気で思わないと出来ない〟のです。
もちろん、年齢を重ねて叱られるような事をしなくなったのもあるかもしれませんが、叱られなくなると少しさみしい気持ちになるのは、そういう事なのです。
最近、グサッと気持ちの良いお叱りを頂きました。
今から紹介するのは平成18年に亡くなられた茨木のり子さんの詩です。
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
良い詩だなぁと思います。
自分の事を言われてるようです。
「ごめんなさい。」と素直に思いました。
この詩は、三年B組 金八先生でも紹介されたそうです。
茨木のり子さんの作品は、「わたしが一番きれいだったとき」という詩も有名です。
この詩は、国語の教科書にも載りました。
誤解を恐れずに言えば、私は「詩」を時々、お経のように感じる事があるのです。
坂村真民さん・相田みつをさんの詩をはじめ、詩人本人の人生から溢れてきた言葉に、時折大きく心を動かさます。
詩って、良いですね。
(ほんの数年前まで、全くそんな事を思いませんでした。年をとったかな・・・)
さて、7月は
7月22日(日) 朝7時より
「養福寺 座禅会」を行います。
8時頃の解散予定です。
※諸事情により、朝のお粥サービスは、しばらくお休みです。もしかしたらお出し出来るかもしれません。
坐禅は、とっても心と体に良いですよ。
そして、養福寺の坐禅会は、和やかな雰囲気が特徴です。
主な対象は
(超)初心者です。
お申込みは不要ですが、出来れば連絡(メールや電話)を頂けると助かります。
また、出来ましたら500円くらいのご奉納をお願いします。
(賽銭箱に入れて頂いています。)
(この浄財は、お寺の維持や座布の購入等にあてられます。)
宜しくお願いします。
★7月の
「お寺でのんびりヨガin養福寺」は
4日(水)の
10時より
●参加費は当日500円を集めます。
※予約不要
●持ち物:ヨガマット(バスタオルでも可)
飲み物(ペットボトルでも可)
●ヨガ教室は齋藤先生をお招きしています。
こちらも、初心者対象・年齢不問♪
大体10人くらいで、簡単なヨガを楽しんでいます。
初心者さん・人見知りママ・老若男女を問わず大歓迎。
お待ちしています。
※キッズスペースあり
(注)お子様連れも大丈夫ですが、
お子様の見守りや安全管理は保護者の方の責任の元でお願いします。
★7月の
「お寺でタッチケア(ベビーマッサージ)in養福寺(タッチケア)」は
日時未定(先生が妊娠中のため)です。
※お気軽にお問い合わせください。
こちらも先生をお招きしています。
時間: 10:15より(2回目以降さんは10:30)
会場: 養福寺 磐田市下本郷1363-1
電話: 0538-32-4386
詳細・ご予約は
http://mommying.net/page77まで・・・
初回 2,000円(お土産オイル+割引券付き❣)
2回目以降 500円(オイル付きは700円)
となっています。
人見知りママも大歓迎!お気軽にどうぞ(*^▽^*)